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「民間人攻撃停止を」 国連総会決議採択 賛成140カ国

(更新)

【ニューヨーク=白岩ひおな】国連総会は24日の緊急特別会合で、ロシア軍によるウクライナでの民間人やインフラ施設の無差別攻撃を非難し、即時停止を求める決議を140カ国の賛成多数で採択した。ロシアやベラルーシなど5カ国が反対し、中国やインドなど38カ国が棄権した。軍の即時撤退などを求めた2日の決議の賛成国数141から1カ国減り、棄権国は3カ国増えた。

フランスとメキシコが決議案を作成し、日米など計90カ国が共同提案した。総会決議に法的拘束力はないが、ロシアの孤立を改めて印象づけた。クラスター爆弾や燃料気化爆弾(サーモバリック爆弾)も念頭に「避難中の民間人の車列などに対する無差別な砲撃や爆発性兵器の使用」を強く非難した。ウクライナの原子力発電所への攻撃による影響にも懸念を表明した。

「ロシアのウクライナへの敵対行為がもたらした悲惨な人道的結果は遺憾だ」と明記したうえで、女性や子供を含む民間人の犠牲者や国内避難民と難民の増加、世界の食糧供給やエネルギー確保への影響を「深く憂慮する」とした。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は「ウクライナで起きている惨状を日々目撃しており、ウクライナ国民と共に立ち向かわなければならない」と述べた。棄権した国を念頭に「中立な立場など存在しない」と行動を呼びかけた。

ウクライナのキスリツァ大使は「国連総会の圧倒的多数が健全に機能しているという強いメッセージになる」と歓迎した上で「ロシアはしっかりと受け止めるべきだ」と求めた。

ロシアやベラルーシのほか、シリア、北朝鮮、エリトリアの計5カ国が前回決議に引き続き反対した。

バングラデシュやセネガル、南スーダンは前回の棄権から賛成に回り、ボツワナとブルネイは賛成から棄権に回った。エチオピアやウズベキスタンなどは前回は投票自体に参加せず、今回は棄権した。

中国の張軍大使は「人道状況に関する内容を超えている」と主張し、投票を棄権した。

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