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米民主2議員、アジア系の登用増を求め政権と一時対立

米政府へ抗議した民主党のダックワース上院議員=ロイター

【ニューヨーク=後藤達也】米民主党の上院議員2人がバイデン政権幹部にアジア・太平洋系米国人の登用が少ないと抗議し、ホワイトハウスと一時対立する一幕があった。米メディアによると、最終的にホワイトハウスはアジア系の起用を増やすことで合意したものの、身内である民主党議員の「反乱」は政権基盤の意外なもろさも露呈する結果となった。

抗議したのはイリノイ州のダックワース議員とハワイ州のヒロノ議員で共にアジア系だ。ダックワース氏はアジア系など少数派の幹部登用を働きかけてきた。

しかし、米メディアによると、ホワイトハウス側はインドの血を引くハリス副大統領を引き合いに「ほかに(アジア系の)高官は不要」と何度も表明。これに強い不満を抱いたダックワース氏は、閣僚候補の指名承認では人種的少数派や同性愛者など以外には「反対も辞さない」と圧力をかけた。

米国ではアジア系住民を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)が増えている。米南部ジョージア州アトランタでの銃撃事件ではアジア系6人が死亡した。ダックワース氏らの行動は、バイデン政権が幹部人事を通じてアジア系への差別解消に率先して動くべきだという認識が背景にあったとみられる。

上院は民主党と共和党でそれぞれ50議席と同数のため、民主党で造反が起きるとホワイトハウスの人事案が実現しない可能性が出てくる。慌てたホワイトハウスが今後、政権幹部にアジア系の起用を増やすことを受け入れ、ダックワース氏らとひとまず折り合った。ホワイトハウスのサキ報道官は「バイデン大統領は、政権は米国の多様性を反映する考えを明らかにしている」と説明している。

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