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「金融包摂」を強調、中銀デジタル通貨でFRB理事

FRBのブレイナード理事=AP

【ワシントン=大越匡洋】米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は24日、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)について「いつでも銀行口座にアクセスできるようにするという課題への幅広い解決策の一部になり得る」と語った。すべての人に金融サービスを行き渡らせる「金融包摂」を高める可能性を強調した。

FRBは20日、夏にCBDCの意義や課題など論点を整理した報告書を公表すると発表した。ブレイナード理事は「米国では5.4%の世帯が銀行口座を持っていない」と述べた。新型コロナウイルス対策で現金給付などの政策を実施するのに時間がかかったことなどから、「金融包摂」を重視する姿勢を示した。

さらに「ある国でCBDCが発行され、それが国境を越えた決済に使われるようになると、世界中に大きな影響を与える可能性がある」と指摘した。

個別の言及は避けたが、中国を念頭に置いているとみられる。「ドルの基軸通貨としての役割を考えると、米国が国境を越えた使用の標準の開発に向けたテーブルにつくことは極めて重要だ」とCBDCの研究を進める意義を訴えた。

同時にプライバシーの問題など技術的、法制度的な課題が多い点も語り、論点整理を公表し、広く意見を募ると述べた。

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