/

米政府、ワクチン1億回分を追加購入 ファイザーから

(更新)
米政府は2021年7月末までに米ファイザーから新型コロナワクチン計2億回分の供給を受ける見通しだ=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは23日、両社が開発した新型コロナウイルスのワクチン1億回分を米国に追加供給することで合意したと発表した。米国はすでに両社から1億回分の供給で合意しており、米モデルナから調達する2億回分も含め計4億回分を確保した。

米、計8億回分を確保へ

追加の1億回分は米国内の製造施設から出荷する。少なくとも7000万回分を21年6月末までに、残り3000万回分を7月末までに納品する予定だという。米政府は追加購入にあたって19億5000万ドル(約2000億円)を支払う。最大でさらに4億回分を追加購入できるオプションも取り付けた。

ファイザー製とモデルナ製はいずれも計2回接種する必要がある。オプションを行使し計8億回分を確保すれば、米国の人口(約3億3000万人)全員が受けられる計算になる。

ファイザーのアルバート・ブーラ会長兼最高経営責任者(CEO)は「追加投与により、米国はより多くの人々を保護し、壊滅的なパンデミック(世界的大流行)をより迅速に終わらせることができる」とコメントした。

米食品医薬品局(FDA)は11日にファイザー製の新型コロナワクチンの緊急使用許可を承認し、14日に接種が始まった。18日には米モデルナ製のワクチンについても緊急使用を許可。米政府はモデルナ製についても当初1億回分を購入していたが、11日に同量を追加購入して計2億回分を確保した。

変異種への効果検証

まず20年中にファイザーとモデルナのワクチンの合計で4000万回分(2000万人分に相当)の接種を目指す。ワクチン接種は医療従事者や介護施設の入居者など約2400万人を優先して実施しており、一般に接種が始まるのは21年2~3月の見通しだ。

米疾病対策センター(CDC)は20日、次に優先して接種を受ける対象者として、重症化リスクが高い75歳以上の高齢者と、警察官や教師、スーパーの従業員など市民生活の維持に必要不可欠な業種で働く労働者を挙げた。

新型コロナをめぐっては、英国で急速に感染を広げている変異種への懸念も広がっている。米CNNによると、ファイザーとモデルナは開発済みのワクチンが変異種に効果があるかどうかを検証している。

ファイザーは開発したワクチンを接種した人の血液サンプルが英国で検出された変異種に対しどの程度効果があるかデータをまとめる。モデルナはワクチンの免疫効果がコロナ変異種にも有効と想定しており、数週間中に追加試験を実施し確認する。

新型コロナ特集ページへ

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

新型コロナ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

ワクチン・治療薬 休業・補償 ビジネス 国内 海外 感染状況

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン