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北朝鮮、短距離ミサイル2発を21日発射

米「国連決議に反せず」

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は米国を最大の敵と位置づけている=ロイター

【ワシントン=永沢毅、ソウル=恩地洋介】北朝鮮が21日朝に短距離ミサイル2発を発射していたことが分かった。韓国軍が24日明らかにした。米政府高官は、あらゆる飛距離の弾道ミサイルの発射を北朝鮮に禁じている国連決議に違反した活動ではないとの見解を示した。

韓国軍によると北朝鮮が発射したのは巡航ミサイルで、発射地点は平安南道の温泉郡付近だった。関係者によると、黄海に向けて撃ったとみられる。北朝鮮軍は冬季訓練中だった。

米政府高官は23日、北朝鮮が先週末に「短距離システム」の実験をしたと説明し、通常の軍事活動の一環との見方を示した。ミサイルかどうかの確認や飛んだ方角、飛距離などの詳細は明らかにしなかった。

バイデン米大統領は記者団から「挑発だと思うか」と問われ、「国防総省によると、いつものことだ。新しい話じゃない」と語った。挑発とは捉えていないとの認識を示した。バイデン政権下で北朝鮮によるミサイル発射が明らかになるのは初めて。

バイデン政権は対北朝鮮政策の検証を進めており、現在は最終段階にある。米国と日本、韓国の3カ国は来週にサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)の主催でワシントンで協議し、政策のすりあわせを進める。

バイデン政権は先週来、北朝鮮が挑発行為を再開する可能性があるとして警戒を強めていた。北朝鮮の朝鮮中央通信は3月上旬に始まった米韓合同軍事演習を非難する崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官の談話を18日に発表していた。バイデン政権は2月から北朝鮮に複数のルートを通じて対話を呼びかけているが、北朝鮮は拒否している。

金正恩(キム・ジョンウン)総書記はトランプ前政権下の2017年末以降は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射と核実験は見合わせていた。ただ、その間も短距離ミサイルの発射実験は繰り返していた。

21日はブリンケン国務長官が日本や韓国と対北朝鮮政策について話し合ったアジア歴訪を終えたタイミングだ。北朝鮮がその機会をとらえた可能性がある。

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