/

米年金、Twitter取締役選任に反対 銃撃事件の対応非難

【シリコンバレー=白石武志】米ツイッターと米メタ(旧フェイスブック)が25日にそれぞれ開く株主総会で、米ニューヨーク州の年金基金が両社が提出している全ての取締役の選任議案に反対することが23日、明らかになった。14日に同州北部バファローで起きた銃乱射事件に関する有害コンテンツの拡散を防げなかったことを問題視し、他の株主にも反対票を投じるよう呼びかけている。

ツイッターとメタが23日、ニューヨーク州共通退職基金を監督する同州のディナポリ会計監査官から受け取った書簡をそれぞれ米証券当局に開示した。年金側はバファローのスーパーで10人を殺害した銃撃犯による犯行現場の動画や人種差別的な動機を記した文書などを両社がSNS(交流サイト)から削除するのに失敗したと非難している。

ツイッターの広報担当者は株主からの書簡については「ノーコメント」としつつ、バファローの銃乱射事件に関しては「ルール違反を積極的に特定して対処している」と述べた。メタの広報担当者も「拡散を防ぐために24時間体制で作業している」とコメントした。

ツイッターは25日の株主総会に米投資ファンド、シルバーレイク幹部のイーゴン・ダーバン氏と米グーグル元幹部パトリック・ピシェット氏の2人の取締役の再任案を提出している。メタは同日の株主総会にマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)ら9人の取締役の選任議案を諮る予定だ。

ツイッターは4月25日、米テスラCEOで起業家のイーロン・マスク氏と総額440億ドル(約5兆6000億円)の買収で合意した。同氏は偽アカウントの割合が利用者全体の5%未満だとする同社の説明に疑念を示し、取引を一時的に保留している。ディナポリ氏の広報担当者はロイター通信に対し、マスク氏による買収について「取引が成立するとは想定できない」と述べた。

ニューヨーク州共通退職基金は全米最大級の年金基金の一つで、100万人超の加入者に代わって約2797億ドルの資産を運用している。3月末時点で約3460万ドル相当のツイッター株と、約11億ドル相当のメタ株を保有しているとしている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン