米国の失業保険、申請19.1万件 2週連続で減少

【ワシントン=赤木俊介】米労働省が23日発表した失業保険統計(季節調整済み)によると、3月12〜18日の週間の新規失業保険申請件数は前週から1000件減り、19万1000件となった。ダウ・ジョーンズ集計の市場予測(19.8万件)を下回り、2週連続で減少した。
4週間移動平均は前週から250件減り、19万6250件となった。
3月5〜11日の週間の総受給者数は前週の改定値から1万4000人増え、169万4000人となった。

失業保険の申請件数は米企業の解雇動向を映す。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「労働市場は依然として非常に逼迫している」と述べた。