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ブラジルとアルゼンチン、共通通貨創設を協議へ

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【ブエノスアイレス=宮本英威】南米ブラジルのルラ大統領とアルゼンチンのフェルナンデス大統領は、共通通貨の創設に向けて協議する方針を示した。両氏がアルゼンチンメディア「ペルフィル」に寄稿して明らかにした。23日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで実施する首脳会談で合意する予定だ。

寄稿では「我々は取引の障害を克服し、規則の簡素化や近代化を進め、現地通貨の使用を促したい」として「金融と貿易の双方に用いることが可能な南米共通通貨の議論を進めることを決めた」と指摘している。

両氏は、ウルグアイとパラグアイの4カ国で構成するメルコスル(南米南部共同市場)の強化も主張した。「メルコスルが世界との効果的な統合のためのプラットフォームになることを望んでいる」と言及した。

南米共通通貨の名称としてスペイン語で南を意味する「スル」が検討されている。ブラジルとアルゼンチンはともに左派政権で、低所得者層を支持基盤とする共通点がある。

国際通貨基金(IMF)によると、両国の人口合計は2億6000万人、国内総生産(GDP)は2兆5200億ドル(約330兆円)の経済圏となる。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、共通通貨がすべての中南米諸国に導入された場合、経済圏は世界のGDPの5%を占める。ユーロ圏は同14%だ。

ブラジルとアルゼンチンは2019年にも両国の共通通貨「レアル・ペソ」の構想が浮上した。当時のブラジルのボルソナロ大統領、アルゼンチンのマクリ大統領が合意した。メルコスルの4カ国でも共通通貨の創設に向けた協議を進めていくことで一致していたが、ブラジル中央銀行が慎重姿勢をみせたことで大きな進展はみられなかった。

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