南極でも新型コロナ感染者 チリ軍基地でクラスター

チリ軍は23日までに、南極大陸にある調査基地で新型コロナウイルスの集団感染が発生したと認めた。これで世界7大陸のすべてで感染者が出たことになる。
ベルナルド・オイギンス基地に滞在していた軍人26人と建設会社などから派遣された民間人10人から陽性反応が出たため、隔離措置をとった。感染経路については明らかにしていないが、11月27日から12月10日にかけて資材などを運搬する船が寄港しており、この船の搭乗者から感染者が発覚している。
南極大陸では30カ国以上が基地を設営し調査活動を行っており、チリメディアによると、通常1000~5000人程度が滞在しているという。現在は新型コロナの感染を防ぐため、各国とも活動を縮小し、不要不急の往来は避けるようにしていたという。(外山尚之)
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