欧州規制強化、Googleは「歓迎」 Twitterも「支持」
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【シリコンバレー=奥平和行】米グーグルは米西部時間22日、欧州連合(EU)の欧州委員会などが巨大IT(情報技術)企業にコンテンツ管理の強化を求めるデジタルサービス法案で合意したことを受けて、「インターネットの安全性を高めるといった法律の目標を歓迎する」とのコメントを発表した。
広報担当者は法案について、「ネットの安全性、透明性、説明責任を高めると同時に、欧州の利用者やクリエーター、企業がオープンなネットから引き続き利益を得られるようにするものだ」と評価した。
また、「法律が最終的に施行される際には、詳細が重要になる」と指摘し、「すべての人の役に立つようにするため、技術的な詳細を詰める政策立案者と協力していく」と説明した。
米ツイッターの広報担当者も23日、「オンライン空間における被害を減らすこととオープンなネットを両立する賢明で先見性のある規制を支持する」と表明した。
さらに「デジタルサービス法案によりEUで健全なデジタル空間に焦点が当たることを歓迎する」とし、「規制の詳細を検討し、EUや加盟国、社会、産業界と協力し、オープンなネットを守り、安全な環境を実現するための活動を強化していく」と説明した。