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米国務長官、ロシアと外相会談を中止 ウクライナ巡り

(更新)

【ワシントン=中村亮】ブリンケン米国務長官は22日の記者会見で、24日に予定していたロシアのラブロフ外相との会談を中止すると明らかにした。ロシアがウクライナ東部の親ロシア派支配地域の独立を承認し、派兵を決めたことを踏まえた措置となる。

サキ大統領報道官も22日の記者会見で米ロ首脳会談について「現時点で計画にはない」と述べた。バイデン政権はロシアがウクライナへ再侵攻しないことを前提に米ロ外相が首脳会談を調整する段取りを描いていた。サキ氏は首脳会談の条件として「緊張緩和」を訴え、ロシア軍がウクライナ国境付近から離れるべきだとした。

ブリンケン氏は国務省でウクライナのクレバ外相と会談した。共同記者会見で「侵攻が始まり、ロシアが外交を完全に拒否したことが明らかになった」と指摘。欧州で24日に予定した米ロ外相会談について「現時点で道理にかなわない」と語った。22日にラブロフ氏へ書簡を送って中止を通告した。

ブリンケン氏は「我々は外交にオープンだが、ロシアは真剣さを示さなければいけない」と訴え、ロシアに緊張緩和を求めた。「首都を含むウクライナ全土に対する攻撃といった最悪のシナリオを避けるためにできる範囲内で外交を探る」とも話した。ウクライナ再侵攻について「第2次世界大戦後に欧州の安全保障における最大の脅威だ」と懸念を示した。

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