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FRB議長、破綻のシリコンバレー銀行「経営ひどかった」

【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日の記者会見で、10日に破綻した米銀シリコンバレーバンク(SVB)について「ひどい経営だった」と批判した。FRBは金融監督の責任を問われる立場だが、預金流出の早さが想定外だったと釈明した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でパウエル氏は金融監督に甘さがなかったか問われ、ほかの多くの銀行がFRBが金融引き締めを続けるなかでも健全な経営を保っていたと指摘した。資産を急速に拡大させ、資金繰りが行き詰まるリスクを高めた同行の経営が特殊だったと強調した。

米議会の一部にはFRBが適切に監督していたかどうか外部機関による検証を求める声がある。パウエル氏は会見で「100%歓迎する」と話した。FRBはバー金融監督担当副議長が中心になって内部検証を行っている。

SVBの破綻の引き金になった預金流出の早さについては、SNS(交流サイト)の影響が指摘されている。経営不安の噂が一気に広まり、急速な預金の引き出しにつながった。資金繰りを維持するためSVBは含み損を抱えた債券の市場売却を迫られ、さらに財務が悪化する悪循環に陥った。

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