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米の入院患者、過去最多の11万5千人超 加州で病院逼迫

米カリフォルニア州では病床不足が深刻となる=AP

【ニューヨーク=野村優子】米国で新型コロナウイルスによる入院者数が21日時点で11万5000人超と、過去最多を更新した。病床不足が懸念されるカリフォルニア州は、今後同州だけで入院者数が10万人近くに上る可能性を指摘。人工呼吸器や集中治療室(ICU)の不足など、医療体制の逼迫が深刻となっている。

米ジョンズ・ホプキンス大によると、22日時点の米国の感染者数は1810万人超、死者は32万人超となった。新規感染者数は21日に19万人程度となり、1日あたりで25万人近くに達した前週のピークに比べると落ち着いている。

ただ、重症化による入院患者の増加が顕著だ。米国の感染状況を分析する「COVIDトラッキング・プロジェクト」によると、21日時点の入院者数は11万5351人だった。直近3カ月で4倍近くと、急速に増えている。ICUにいる患者数は約2万1900人、使用中の人工呼吸器の数も約7700台と、高水準で推移している。

病床不足は、各地で深刻となっている。米保健当局によると、カリフォルニア州やテキサス州、ジョージア州、フロリダ州などで病院のICUの利用率が8割を超えている。

特に医療崩壊のリスクが高まるカリフォルニア州では、過去2週間の新規感染者が50万人を超えており、ニューサム知事は今後1カ月で入院患者が10万人近くにまで増える恐れがあると指摘した。6日に発動した自宅待機命令を延長する可能性を示唆した。空いている体育館や米プロバスケットボール協会(NBA)の試合で使われるアリーナなどを仮設病院とし、病床を増やすことも報じられている。

米国では新型コロナによる死者増で、全体の死者も記録的な多さとなっている。AP通信によると、2020年の米国の死者数は初めて300万人を超える見通し。19年の死者数を約15%上回って320万人程度になると推計しており、伸び率の大きさは第1次世界大戦やインフルエンザの大流行があった1918年以来になるという。ジョンズ・ホプキンス大は、2020年の米国人の死因で3番目に多いのが新型コロナと指摘している。

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