米中古住宅販売、11月は2.5%減 6カ月ぶりマイナス

【ワシントン=長沼亜紀】全米不動産協会(NAR)が22日発表した11月の中古住宅販売件数は、季節調整済みの年率換算で前月比2.5%減の669万戸だった。6カ月ぶりのマイナスで、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(670万戸程度)にほぼ一致した。ただ前年同月比では25.8%増加した。
販売価格(中央値)は31万800ドル(約3220万円)で前年同月比14.6%値上がりした。強い需要に対して物件が不足して、価格が急騰した。
NARのエコノミストは、足元での雇用回復の鈍化と新型コロナウイルスの感染再拡大による行動規制の広がりで消費者の景況感が下がっており、住宅販売に影響したと分析した。
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