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米イーライ・リリーのコロナ抗体薬に予防効果 治験で

米イーライ・リリー本社(インディアナ州インディアナポリス)=AP

【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬大手イーライ・リリーは、米国の高齢者施設の入居者や職員を対象に実施した臨床試験(治験)で、同社の新型コロナウイルス抗体薬「LY-CoV555」(一般名バムラニビマブ)の予防への効果が確認できたと発表した。

新型コロナ患者が発生した各地の高齢者施設で、入居者や職員など約1000人にこの抗体薬と偽薬を投与し、8週間後に効果を検証した。全体では抗体薬を投与したグループのコロナ発症リスクは、偽薬を投与したグループと比べ57%低かった。同じ施設の入居者で比べた場合、抗体薬の投与を受けた方が、偽薬投与のケースよりもコロナ発症リスクが8割低かった。

LY-CoV555は2020年11月、米食品医薬品局が症状が軽度から中程度のコロナ感染患者向け治療薬としての使用を緊急承認した。予防効果を調べる今回の治験は、米国立衛生研究所(NIH)の協力を得て進めた。

ワクチンが体内の免疫の仕組みを利用し抗体の生成を促すのに対し、抗体薬はウイルス感染から回復した患者が獲得した抗体のコピーを作り投与することで体内に抗体を得る仕組み。予防薬としての使用が承認されれば、ワクチンに比べて短い期間で効果を得たい場合や、健康上の理由でワクチン接種できない人などに選択肢を広げることができる。

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