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アーロンさん死去 大リーグ本塁打歴代2位 王氏と絆

(更新)
1974年4月、当時の大リーグ通算本塁打トップのベーブ・ルース氏の記録を破る715号本塁打を打ったハンク・アーロン氏(ジョージア州アトランタ)=AP

【メキシコシティ=宮本英威】米大リーグで歴代2位の755本塁打の記録を持つハンク・アーロンさんが1月22日、死去した。86歳だった。通算2297打点は歴代最多で、1982年には米野球殿堂入りした。長く所属したアトランタ・ブレーブスが公表した。

34年に米アラバマ州モービルで生まれた。黒人リーグを経て54年に大リーグにデビューし、ブレーブスを中心に右の強打者として活躍した。本塁打王は4回獲得し、打率3割以上を14回記録した。

74年に、当時最多だったベーブ・ルースの記録を更新する715本目の本塁打を記録した。引退までに打った755本塁打は、2007年にバリー・ボンズ氏に抜かれるまで最多記録だった。背番号44は引退時に所属していたブルワーズとブレーブスで永久欠番になった。

22日死去したハンク・アーロン氏(2017年10月、ロサンゼルス)=USA TODAY

ブレーブスのテリー・マクガーク会長は「我々にとってだけでなく、大リーグや世界の象徴だった」とたたえた。ボクシングの元ヘビー級の世界王者モハメド・アリは、アーロンさんについて「私があこがれる唯一の男だ」と語ったことがある。

 1974年11月、バッティングのポーズをとるハンク・アーロン選手(右)と巨人の王貞治選手=東京都内のホテル(共同)

ソフトバンク球団会長の王貞治氏との交流でも知られる。巨人で活躍した王氏は、日本のプロ野球での通算756号を1977年に打ち、アーロンさんの数字を上回った。両氏は少年野球の普及や青少年交流に取り組んだ。アーロンさんは日米の野球交流への貢献を評価され、2015年に旭日小綬章を受章した。

王氏は「全てにおいてすごかった。長く現役でやって、すごくジェントルマン(紳士)だったしメジャーリーグの選手の鑑だった」とのコメントを公表した。

アーロンさんは最近までツイッターに投稿もしていた。今月5日にはアトランタで、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを明らかにし、接種を勧めていた。

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