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空飛ぶ車の米キティホーク事業終了 Google創業者支援

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【シリコンバレー=奥平和行】米グーグルの共同創業者であるラリー・ペイジ氏の支援を受け「空飛ぶクルマ」の開発を進めてきた米キティホークは22日までに、事業を終了する方針を明らかにした。2010年に発足した同社は「eVTOL」と呼ぶ電動式の垂直離着陸機の分野を代表する一社だったが、事業化が難しいと判断したもようだ。

22日までにビジネス向けSNS(交流サイト)のリンクトインなどを通じて、「キティホーク(の事業)を終了することを決めた。次の展開については、詳細を詰めているところだ」と説明した。事業を終える具体的な理由については言及していない。

キティホークはグーグルで自動運転車の開発などを手がけてきたセバスチャン・スラン氏が設立し、ペイジ氏が資金面などで支えてきた。1人乗りの「フライヤー」の試験飛行などを重ねてきたが、近年は活動を縮小していた。経営陣との対立から、主要な技術者が退社しているとの情報もあった。

19年には米航空機大手のボーイングと共同出資で米ウィスク・エアロを設立し、キティホークが手がけてきた3~4人乗りの「コーラ」の実用化を進めていた。ボーイングの広報担当者は日本経済新聞の問い合わせに対して「キティホークが事業停止を決めたが、当社はウィスクへの積極的な関与を続ける。事業などへの影響はないと考えている」とコメントした。

米国ではマクロ経済環境の悪化を背景に、スタートアップ企業による人員削減や事業閉鎖の動きが増え始めている。一方、一部の優秀な技術者に対する需要は依然として高い。キティホークがリンクトインで事業の終了を通知すると、同業とみられる企業から社員を採用したいとの投稿が相次ぎ、最近の雇用を巡る情勢を反映する形となった。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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