2月の米消費者信頼感指数、わずかに低下

【ワシントン=長沼亜紀】米調査会社コンファレンス・ボードが22日発表した2月の消費者信頼感指数は110.5(1985年=100)で、前月の改定値から0.6ポイント低下した。2カ月連続の低下だが、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(109.5程度)は上回った。
「現在の景況」が145.1で0.6ポイント改善したが、「短期の見通し」が87.5で1.3ポイント下がった。今後6カ月間に住宅、自動車、大型家電の購入、およびバケーションの取得を計画する人の割合はいずれも低下した。
コンファレンス・ボードのエコノミストは、インフレ懸念が強まったものの、指数の落ち込みは大きくないことから「消費者は景気が上向くとは思っていないが、悪化するとも予測していない」と分析した。
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