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米国、コロナ死者50万人突破 1人目の判明から1年

(更新)
米国の新型コロナによる死者が累計50万人を超えた=AP

【ニューヨーク=野村優子】米国で新型コロナウイルスによる死者数が累計50万人を超えた。米国で1人目の死者が判明した2020年2月末から増え続けており、わずか1年足らずで第2次世界大戦の米国の死者数をも上回る事態となった。記録的な死者数となるものの、足元では増加ペースに落ち着きもみられている。

米ジョンズ・ホプキンス大によると、米国の累計死者数は米東部時間22日午後5時前(日本時間23日午前7時前)時点で50万人を超えた。バイデン大統領は22日、死者が近く50万人超となることを受けて今後5日間、ホワイトハウスや公共施設で弔意を示す半旗を掲げるよう指示した。

バイデン氏は1月下旬の就任当初、コロナによる死者が第2次世界大戦の死者を上回ったとして、「いまは戦時下にある」と強い危機感を示していた。米退役軍人省によると、第2次世界大戦の米軍の死者数は約40万5千人だった。

米国で死者が膨らんだ歴史的な出来事と比べても、新型コロナの死者は突出している。昨年2月29日に西部ワシントン州が米国初となる死者を発表して以来、1年足らずで死者は急増。ベトナム戦争の死者(約5万8千人)を昨年4月、第1次世界大戦の死者(約11万6千人)を昨年6月に上回り、感染再拡大が深刻となった今年1月には第2次世界大戦の死者を上回った。米国の平均寿命は20年1~6月に前年に比べて1歳短くなり、マイナス幅は第2次世界大戦中の1943年以来の大きさとなった。

もっとも直近では、1日あたりの新規死者数は減少傾向にある。21日の新規死者数(7日移動平均)は1870人と、1月中旬の約3300人から4割超減っている。各州で行動規制を緩和する動きが広がっており、ニューヨーク市では2月中旬にレストランの屋内飲食が客数の上限付きで再開され、23日からはスポーツや音楽イベントなど大型スタジアムでの観客受け入れも再開する。

当初計画は下回っているものの、新型コロナのワクチンも普及してきた。米疾病対策センター(CDC)によると、22日時点で少なくとも1回接種した人は4413万人に上り、米人口の約15%に相当する。バイデン政権は約3億人の米国民全員分のワクチンを7月末までに供給すると表明しているが、現状の供給数は累計7520万回(約3760万人)分にとどまる。

一方、足元ではワクチン供給を巡る混乱が続く。ロサンゼルス市では天候問題によりワクチンの到着が遅れ、前週に一部の大規模接種所を閉鎖。約1万2千人分の接種予約が延期となった。ペンシルベニア州はワクチン不足により、最大10万人分の予約が延期またはキャンセルになる可能性を示している。

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