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国連安保理、米ロ大使が応酬 ウクライナ巡り緊急会合

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【ニューヨーク=吉田圭織】国連の安全保障理事会は21日、ウクライナ情勢を巡る緊急会合を開いた。米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、ロシアが親ロシア派地域への軍派遣を決めたことについて「平和維持軍だと主張しているが、全くのでたらめだ」と反発した。ロシアのネベンジャ国連大使は「ロシア軍は(親ロ派地域から受けた)要請に基づいて、平和維持活動を行う」と述べた。

緊急会合はロシアが同日に軍派遣に加え、東部の一部地域の独立を承認すると決めたことを受けて開催した。

トーマスグリーンフィールド氏は「ウクライナに対する攻撃は、全ての国連加盟国の主権と国連憲章に対する攻撃だ。迅速かつ厳しい行動を取る」と警告し、会合後にはロシアに明日(22日)、新たな制裁を科すと記者団に明かした。英国のウッドワード国連大使は「英国はロシアによる国際法違反とウクライナの主権と領土保全に対する攻撃を受けて、新たな制裁を発表する。ロシアによる行動には厳しい経済的な行動を取る」と警告した。

ウクライナのキスリツァ国連大使は「ロシアに独立承認の取り消しと交渉の場に戻ることを求め、即時に占領軍の完全かつ検証可能な撤退を要請する」と強調した。「ウクライナは平和的かつ外交的な道を進むことを約束する。我々の目的はウクライナ、欧州そして世界の平和だ」と訴えた。

国連のグテレス事務総長は同日発表した声明で、ロシアによる行動を「ウクライナの主権と領土保全に反する」と批判した。

一方、ロシアのネベンジャ氏は「(欧米勢には)状況を悪化させないようにし、ウクライナに(親ロ派武装勢力が一方的に独立を宣言した)ルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国に対する砲撃や挑発をやめさせてほしい」と訴えた。

中国の張軍国連大使は「緊張をあおるような行動は避けるべきだ」と述べ、すべての関係国に自制を促した。

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