米国債「逆イールド」広がる　急な引き締め、景気に不安

米債券市場で米連邦準備理事会（FRB）の積極的な金融引き締めが景気を中長期的に冷え込ませるとの懸念が強まっている。21日はパウエルFRB議長が今後、0.5%の大幅利上げに動く可能性を示したのをきっかけに10年物国債の利回りが5年物を下回る「逆イールド」が発生した。景気後退の予兆とされる現象が定着すれば、投資家のリスク回避が株式などの幅広い金融資産に広がりかねない。

「政策金利を1回ないし複数回の...