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カナダ中銀、国債購入を縮小 緩和正常化で先陣

【ニューヨーク=後藤達也】カナダ銀行(中央銀行)は21日の金融政策決定会合で、国債の購入を減額することを決めた。想定以上に経済回復が進んでおり、主要国の中銀でいち早く金融緩和の正常化に動く。

国債の購入額は週30億カナダドル(約2500億円)とし、従来の40億カナダドルから減らす。カナダは新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、2月から雇用が回復している。カナダ銀行のマックレム総裁は「コロナ感染に対する経済の耐久性へ自信を深めている」とする。

カナダ中銀は21年の経済成長率を6.5%、22年は3.75%と予想する。失業が減り22年後半には物価上昇率が2%程度に達する見通しを示した。時期は明言していないが、経済が予想通りに回復すれば利上げを進める可能性がある。

21日の外国為替市場ではカナダドルが上昇した。発表直前には1米ドル=1.26カナダドル台前半で取引されたが、発表後に1.24カナダドル台後半まで、米ドル安・カナダドル高が進む場面があった。

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