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カナダ裁判所、ファーウェイ幹部引き渡し審理8月に延期

ファーウェイの孟晩舟副会長(左)の弁護団は3カ月後の最終審理までに身柄引き渡しをめぐる追加証拠の提出を探る(写真は3月29日、バンクーバー)=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】カナダのブリティッシュコロンビア州上級裁判所は21日、カナダで勾留され、米国が身柄引き渡しを求めている中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)の引き渡しをめぐる最終審理を3カ月延期すると決定した。追加文書の確認に時間が必要だとして延期を求めた孟氏の弁護団の主張を認めた。26日から予定されていた審理開始を8月3日前後に変更する。

孟氏は2018年12月、バンクーバーの空港で米国の要請を受けたカナダ当局に拘束された。米国は19年にイランとの違法な金融取引について英金融大手HSBCなどに虚偽の説明をしたとして、詐欺などの罪で孟氏を起訴した。米国は米加間の「犯罪人引き渡し協定」に基づき、カナダに孟氏の身柄引き渡しを要請している。

孟氏の弁護団は最終審理までに、HSBCが提供する新たな証拠文書の内容を確認し、追加資料を提出する見通しだ。12日に香港の高等法院(高裁)で文書の入手を求めて争っていた孟氏とHSBCの和解が成立し、双方の弁護士が文書提供で合意したことを確認した。詳細は明らかになっていないが、孟氏の弁護団は入手可能となった新たな文書が孟氏の米国への身柄引き渡しの根拠を覆すものだと主張している。

焦点となるのは13年8月に孟氏とHSBCの間で行われた会合の内容だ。米検察当局は、孟氏がファーウェイとイランで取引を行っていた関連企業スカイコム・テックとの関係について虚偽の説明をし、HSBCに米国の対イラン制裁に違反する可能性のある取引を促したと非難している。孟氏の弁護団は否定し、引き渡しの要求は政治的動機に基づくものだと指摘している。孟氏は英国でもHSBCに書類提出を求める訴訟を起こしたが、管轄権がないとして敗訴していた。

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