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米国防長官、タリバンの暴力削減促す アフガン初訪問

21日、アフガニスタンのガニ大統領(右)と会談するオースティン米国防長官(アフガンの首都カブール)=ロイター

【ワシントン=中村亮】オースティン米国防長官は21日、アフガニスタンを初めて訪問しガニ大統領と会談した。会談後、記者団に対し、反政府武装勢力タリバンについて「暴力が依然としてとても多いことは明白だ」との認識を示した。5月1日が期限となる米軍のアフガン撤収にはタリバンの暴力削減が必要だとの見方を改めて示す発言だ。

オースティン氏は記者団に会談内容を踏まえ、期限どおりの米軍撤収を行うかどうか政権内で検討を進めると説明した。「(タリバンによる)暴力の水準が下がった場合に本当に実りのある外交的成果に向けた条件が整ってくる」とも述べ、アフガン政府とタリバンの和平協議の進展にも期待を示した。

バイデン政権はアフガンに影響力を持つロシアや中国、イラン、パキスタン、インドを集めた国連主導の多国間協議を開く方針だ。アフガン政府とタリバンに和平協議を加速させるよう圧力をかける狙いがある。バイデン政権は憲法のあり方などを盛り込んだアフガン和平合意案を策定し、アフガン政府に提示していた。タリバンとも同案について協議したとみられている。

バイデン米大統領は17日放送のABCテレビのインタビューで、5月1日の米軍撤収について「厳しい」と述べ、駐留延長を排除しなかった。欧州諸国もアフガンに派兵しており、今月23~24日にベルギーの首都ブリュッセルで開く北大西洋条約機構(NATO)外相理事会でもアフガン問題が主要議題の一つとなる。

米大統領や主要閣僚がアフガンを訪問する場合には安全を維持するため事前に発表しないことが一般的で、オースティン氏も事前予告せずにカブールを訪れた。

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