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米高官「今春後半にバイデン氏訪日」 日豪印と首脳会談

米主導の経済枠組み、首相「強い支持」表明

(更新)

【ワシントン=坂口幸裕】米政府高官は21日、バイデン大統領が同日にオンラインで協議した岸田文雄首相に、今春の後半に日本を公式訪問する意向を伝えたと明らかにした。首相が今年前半に日米豪印の4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」の対面会談を日本で開催する方針を示し、バイデン氏が受け入れた。

実現すれば、バイデン氏が2021年1月に大統領就任後、初めての来日になる。同高官は記者団に、首相の招待を受け「バイデン氏は今春の後半に日本を公式訪問する意向を示した」と述べた。「詳細はこれから詰める。新型コロナウイルスがどう展開するか注視しなければならない」とも語った。

「Quad」は21年9月に米国で対面会談を開いた。実現すれば2度目になる。日米豪印は21年3月にインド国内で10億回分のワクチン製造体制を整えると合意。東南アジアなどへの供給を検討し、中国の「ワクチン外交」に対抗する。気候変動対策や途上国のインフラ整備支援などもテーマになる。

ホワイトハウスの声明によると、米国が提唱する「インド太平洋経済枠組み」の創設について、首相は「強い支持」を表明した。米国と緊密に協力し、同構想への支持を地域に広めていくと約束した。米国は経済面でアジアへの関与を強化する方針で、中国の広域経済圏構想「一帯一路」を意識する。

両首脳は経済版の閣僚協議「2プラス2」の新設で合意した。日本側から外相と経済産業相、米側から国務長官と商務長官が参加し、早期の開催をめざす。輸出管理やサプライチェーン(供給網)、技術への投資などを話し合う。

ロシアによる威嚇で緊迫するウクライナ情勢をめぐっては、ウクライナへの侵攻を抑止するために緊密に協力すると確認した。米欧はロシアがウクライナに侵攻した場合を想定し、大規模な経済制裁を準備している。米高官は21日の首脳協議で「取るべき手段について具体的な説明はしなかった」と明かした。

首相は日本の防衛力を抜本的に強化すると表明した。バイデン氏は歓迎する考えと伝達したうえで、防衛力強化に向けた投資を長期的に継続する重要性を強調した。中国による東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の試みを阻止すべきだとの認識で一致。台湾海峡の平和と安定を重視し、両岸問題の平和的解決を促した。

両首脳はミサイル発射を繰り返す北朝鮮を非難した。米高官は北朝鮮への対処で「数日内に米国政府から何らかの発表があるだろう」と話した。米側の声明で、共通の課題に対処するため安全保障など広範な分野で日米韓の強固な関係が不可欠だと記した。

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