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Amazon、米サブスク型診療サービス買収へ 約5300億円

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【シリコンバレー=白石武志】米アマゾン・ドット・コムは21日、米国でサブスクリプション(継続課金)型の診療サービスを提供する米ワン・メディカルを総額約39億ドル(約5370億円)で買収すると発表した。2018年の米オンライン薬局買収などに続く動きで、ヘルスケア分野のデジタル変革をけん引する狙いだ。

2020年に米ナスダック市場に上場したワン・メディカルは対面やオンラインで医師の診療を受けられるサブスク型のサービスを手掛けている。22年3月末時点で188の診療所と提携し、会員数は過去1年で28%増えて76万7000人になった。

新型コロナウイルス禍でオンライン診療の市場拡大が期待されたが、米金利上昇に伴う株式市場の変調などで足元の株価は公開価格(14ドル)を下回っていた。アマゾンはワン・メディカルの7月20日の終値に75%を超えるプレミアムを上乗せし、同社の株主に1株当たり18ドルを現金で支払う。

アマゾンは買収取引の完了にはワン・メディカルの株主や規制当局の承認などが必要だとしている。米巨大IT(情報技術)の独占・寡占への監視を強め、M&A(合併・買収)の審査をより厳しくする意向を示している米連邦取引委員会(FTC)などの判断が焦点となる。

米国では医療分野のデジタル化が遅れており、患者らは診察を受けるまでに数週間から数カ月待たされるケースもあるとされる。アマゾンのヘルスケア部門で上級副社長を務めるニール・リンジ-氏は21日付の声明で「今後数年間でヘルスケア体験を劇的に改善することを支援する企業の一つになりたいと考えている」と述べた。

アマゾンは18年にオンライン薬局大手の米ピルパックを約7億5300万ドルで買収し、20年には処方薬を扱うオンライン薬局を自前で立ち上げた。医療サービス事業者と提携して従業員らに対面とオンラインを組み合わせた診療サービスの提供を始めるなど、ヘルスケア分野での存在感を高めている。

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