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米J&Jの4~6月、73%増益 ワクチン売上高年25億ドルに

米J&Jの4~6月期は、純利益が前年同期比73%増となった=ロイター

【ニューヨーク=野村優子】米日用品・製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は21日、2021年4~6月期決算の純利益が前年同期比73%増の62億ドル(約6900億円)だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動規制が各国で緩和される中、病院需要が回復して医療機器などが好調だった。21年の新型コロナワクチンの売上高は25億ドルになる見通しだ。

売上高は27%増の233億ドルだった。部門別では、主力の「処方薬」でがん治療薬などが伸びて17%増だったほか、手術用医療器具などを扱う「医療機器・診断器具」は手術件数の回復により63%増に膨らんだ。日用品や市販薬を含む「消費者向け」も、化粧品などが好調で13%増となった。同社の医薬品担当であるジェニファー・タウバート氏は決算説明会で「ほぼ全ての部門がコロナ前の水準に戻った」と説明した。

新型コロナワクチンの売上高は4~6月期に1億6400万ドルとなり、21年年間で25億ドルになる見通しだ。21年通期の業績見通しは売上高が前期比14~15%増の938億~946億ドルを見込む。ワクチン売上高などを加味して、従来予想(906億~916億ドル)から上方修正した。引き続き処方薬が好調に推移し、医療機器の回復も続くと見る。

J&J製ワクチンを巡っては4月、接種後にまれに深刻な血栓が生じる事例が報告されたとして米国で接種が一時中断された。7月上旬には、米食品医薬品局(FDA)が非常にまれな副作用として神経障害「ギラン・バレー症候群」への警告を追加している。20日には同ワクチンが、感染力の強い変異ウイルスのインド型(デルタ型)に対して有効性が低下するとの研究結果が公表された。

J&Jのジョセフ・ウォーク最高財務責任者(CFO)は「足元で流行しているデルタ型をはじめとした変異ウイルスに対しても有効で、少なくとも8カ月間は免疫反応が持続するとの研究結果がある」と述べた。J&Jは7月上旬、デルタ型にも有効との研究結果を公表している。

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