12月の米住宅着工、167万戸に急増 14年ぶり高水準

【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が21日発表した2020年12月の住宅着工件数は166万9千戸(季節調整済み、年率換算値)で、前月の改定値から5.8%急増した。4カ月連続の増加で、06年9月以来14年3カ月ぶりの高水準となった。
ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(156万戸程度)を大幅に上回った、前年同月比では5.2%増えた。
主力の一戸建てが133万8千戸で前月比12.0%伸び、全体を押し上げた。一方、変動の激しい5世帯以上の集合住宅は31万2千戸で15.2%減った。
先行指標である許可件数も170万9千戸で、前月比4.5%増えた。こちらは2006年8月以来14年4カ月ぶりの高水準となった。
20年通年の住宅着工件数は138万300戸で、前年から7.0%増加した。住宅市場は新型コロナウイルスの感染拡大で春先に大きく落ち込んだ後、蓄積需要や郊外への移住需要の高まりに、歴史的低金利の住宅ローンが合わさり、力強く回復した。秋以降もコロナ感染再拡大にもかかわらず堅調さを保っている。