米、パリ協定に復帰へ バイデン氏が大統領令署名
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【ワシントン=鳳山太成】バイデン米大統領は20日、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に復帰する大統領令に署名した。日本や欧州連合(EU)、中国など世界各国が脱炭素に向けて動き出すなか、温暖化ガスの排出量で2位の米国も世界の潮流に回帰する。
ホワイトハウスでパリ協定復帰を命じる大統領令に署名した。国連に通知し、30日後に正式に再び加盟国となる。
2015年に採択されたパリ協定は産業革命からの気温上昇を2度未満にとどめるなどの目標を実現するため、参加国がそれぞれ温暖化ガスの排出量を減らす枠組み。トランプ前政権が米国の負担が不公正だとして2020年11月4日に脱退した。

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