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カービー米国防総省報道官、ホワイトハウスに転籍

【ワシントン=中村亮】バイデン米大統領は20日、国防総省のジョン・カービー報道官が米国家安全保障会議(NSC)の戦略広報調整官に就くと発表した。バイデン政権の安全保障政策について情報発信を強化する狙いがある。

バイデン氏は声明でカービー氏をめぐり「米国の外交や防衛政策の複雑さを理解し、重要な安全保障問題について見事に政権を代弁する」と強調した。カービー氏はホワイトハウスで政権の安保政策の対外発信について省庁間の調整役を務め、必要に応じて記者会見も開く。

ホワイトハウスでは5月中旬、大統領報道官が外交政策に精通したジェン・サキ氏からカリーヌ・ジャンピエール氏に代わった。ジャンピエール氏は黒人として初めての大統領報道官と注目を集めたが、安保政策に関しては経験が乏しいとの見方があり、カービー氏の起用で補強する。

カービー氏はバイデン氏が副大統領を務めたオバマ政権で国防総省と国務省の報道官を務め、バイデン政権でも国防総省報道官を担ってきた。米軍のアフガニスタン撤収をめぐる混乱時に情報発信を続け、ロシアによるウクライナ侵攻についても記者会見を頻繁に開いて米国の政策を説明してきた。

カービー氏は2021年4月、日本経済新聞などの取材で「情報を発信した際に(受け手の)誤解を完全に避けることができたと確信しない謙虚さが重要だ」と指摘。「何度も繰り返し強調する必要がある」と語り、定例会見の意義を訴えていた。

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