バイデン氏、大統領令署名 パリ協定に復帰へ
日本時間21日午前7時20分ごろ
バイデン米大統領は20日、新型コロナウイルスや環境の分野で大統領令に署名しました。温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に復帰し、世界保健機関(WHO)脱退も取りやめます。トランプ前政権の象徴的な政策を次々と廃止するものが中心となります。
最優先課題に挙げるコロナ対策では、連邦政府が所有する施設でマスクの着用を100日間義務付け、州・地方政府も同調するよう求めました。移民政策も転換し、中東やアフリカなどイスラム諸国からの入国禁止措置を撤廃します。バイデン氏は21日以降も立て続けに署名する予定で、新政権の独自色を早めに打ち出す狙いがあるとみられます。(ワシントン=鳳山太成)