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米ウィーワーク赤字2200億円 1~3月、利用低迷で

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シェアオフィス大手のウィーワーク(ニューヨーク)=ロイター

【ニューヨーク=大島有美子】米シェアオフィス大手のウィーワークが20日発表した2021年1~3月期の決算は、20億6200万ドル(約2200億円)の最終赤字となった。前年同期の最終損益は開示していない。新型コロナウイルスの感染拡大でシェアオフィスの利用が敬遠され、会員数が減ったことが響いた。ソフトバンクグループ(SBG)が主導する経営再建はなお難路だ。

売上高は5億9800万ドルだった。20年10~12月と比べ10%減、前年同期(11億ドル)と比べほぼ半減した。21年3月時点の会員数は49万人と、20年3月(69万3000人)から3割減った。シェアオフィスの稼働率は50%だった。20年10~12月期(47%)より改善したものの、8割前後だったコロナ前より低迷したままだ。

創業者で前最高経営責任者(CEO)のアダム・ニューマン氏との和解費用なども約5億ドル計上した。現金流出額は6億6300万ドルで、現金など手元資金は22億ドル確保しているとした。ウィーワークは21年後半をめどに特別買収目的会社(SPAC)との合併を活用して米株式市場に上場する予定だ。上場時の企業評価額は90億ドルになる見通し。

ウィーワークは不動産事業に明るいサンディープ・マサラニCEOのもと、経営再建の中核として不採算オフィスの削減を進めている。1~3月期では、21のリース契約を終了し、76の契約内容を変更した。20年以降で合計2億7500万ドルの家賃費用を削減した。

ウィーワークは3月時点で、世界38カ国774カ所でシェアオフィスを展開する。米国ではコロナワクチンの接種が進み、顧客がオフィスに回帰する動きはある。一部企業では在宅勤務が定着するなか、シェアオフィスの稼働率をどう回復させるかが焦点となる。

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