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ゴーストバスターズがVRゲームに メタ、日系と連携

【シリコンバレー=奥平和行】米メタ(旧フェイスブック)は20日、仮想現実(VR)ゲームの新作を紹介するイベントを開いた。米ソニーピクチャーズエンターテインメント(SPE)と組み、映画「ゴーストバスターズ」を題材としたゲームを配信する。カプコンなど日本企業との連携も強め、仮想空間「メタバース」の普及を加速させる。

「メタクエスト・ゲーミング・ショーケース」をオンラインで配信し、新作など12本を紹介した。一部は20日から同社の主力VR端末「メタクエスト2(旧オキュラスクエスト2)」向けに提供を始め、ほかの作品も2023年まで一般公開する予定だ。

目玉と位置付けるのが「ゴーストバスターズVR」で、SPEのVR部門などが制作を担当する。原作のゴーストバスターズは1984年に当時の米コロンビア・ピクチャーズが第1作を公開し、2021年にも新作がつくられるなど人気の映画シリーズになっている。

VR空間でアメリカンフットボールのプレーを体験できる「NFL PRO ERA」なども提供する。

日本勢ではカプコンとの連携を強める。メタのエグゼクティブプロデューサー、ルース・ブラン氏は21年10月に提供を始めたカプコンの「バイオハザード4」について、「クエスト史上最速で売れたゲーム」と説明する。20日にはヘリコプターが到着するまでにできるだけ多くの敵を倒す「ザ・マーセナリーズ」を追加した。

日本のスタートアップ企業とも組む。20日のイベントではCharacterBank(キャラクターバンク、京都市)のロールプレイングゲーム(RPG)「ルインズメイガス」を披露した。19年に発足した同社はVRや拡張現実(AR)などの技術を活用したゲームの開発を手がけ、ルインズメイガスは遺跡を探検しながら敵と戦う内容とした。

旧フェイスブックは21年に社名変更し、VRなどを基盤とするメタバースを事業の中心に据えた。メタバースは技術的な課題などがあり本格的な普及には時間がかかるとの見方が多いが、ゲームは早期の収益化が可能との期待が高い。ブラン氏も20日に「メタバースの完全実現には5~10年かかるかもしれないが、ゲームは既に存在している」と説明した。

日本では実名のSNS(交流サイト)に抵抗感があるとされ、フェイスブックの普及は限定的だった。一方、ゲームでは有力市場のひとつに育っており、メタのVR端末の販売台数も日本は米国に次いで多いとみられている。同社はVR端末で世界共通のマーケティング戦略を採用する一方、日本には独自の取り組みを認めるなど、市場として重視している。

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