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英蘭シェル、米のシェール資産1兆円で売却 米コノコに

(更新)

【ニューヨーク=中山修志】欧州石油最大手の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは20日、米国のシェール資産を米石油大手のコノコフィリップスに売却すると発表した。売却額は約95億ドル(約1兆400億円)。石油業界に対する脱炭素の圧力が高まる中、石油・天然ガス事業を縮小して再生可能エネルギーへの投資を拡大する。

米南部テキサス州とニューメキシコ州にまたがるシェールの最大鉱区、パーミアンの石油・天然ガス資産をコノコに売却する。売却対象には石油換算で日量17万5000バレルを生産する油田・天然ガス田のほか、約960キロメートルの輸送パイプラインを含む。

シェルは2月に温暖化ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を公表し、化石燃料の開発抑制と再生エネ事業の拡大方針を表明した。中間目標として、エネルギー1単位あたりの二酸化炭素(CO2)純排出量を30年に16年比で20%、35年に同45%減らす方針を打ち出した。

オランダ・ハーグの地方裁判所は5月、シェルの削減計画が不十分だとして30年までに温暖化ガス排出量を19年比で45%削減するよう命じる判決を出した。シェルはこうした司法判断も考慮し、さらに踏み込んだ事業転換が必要だと判断したもようだ。

コノコは米石油大手で唯一、温暖化ガス排出量を50年に実質ゼロにする目標を打ち出している。一方で、20年にパーミアンを地盤とするシェール大手の米コンチョ・リソーシズを総額97億ドルで買収すると発表するなど、同業のM&A(合併・買収)や資産取得を加速している。

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