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Netflix、ゲームもサブスクに 4~6月は19%増収 

(更新)
ネットフリックスの本社(カリフォルニア州)

【シリコンバレー=佐藤浩実】米動画配信大手ネットフリックスが20日発表した2021年4~6月期決算は、売上高が前年同期比19%増の73億4177万ドル(約8060億円)で過去最高を更新した。6月末の会員数は2億918万人と会社予想を上回り、純利益は同1.9倍の13億5301万ドルとなった。また、会員が追加料金なしで楽しめるゲームを拡充していく方針を明らかにした。

4〜6月期はザック・スナイダー監督のゾンビ映画「アーミー・オブ・ザ・デッド」などを配信したが、新型コロナウイルスの影響で20年前半の撮影が滞ったため大型作品の公開は乏しかった。ただ、4~6月の3カ月間で100万人の増加にとどまるとみていた会員数は、実際には154万人の伸びを確保した。

地域別では米国とカナダ(UCAN)の会員数が7395万人と、3月末比で43万人の減少に転じた。一方、日本を含むアジアは2788万人と100万人を上回る増加を続け、欧州・中東・アフリカ(EMEA)は6870万人(同19万人増)、中南米(LATAM)は3866万人(76万人増)だった。製作するコンテンツの多様化に伴い、北米以外の地域が成長を引っ張る構図が強まっている。

ネットフリックスは最近、ゲーム大手エレクトロニック・アーツ(EA)の元幹部を採用した。20日に公開した株主への書簡で「ゲームを新たなコンテンツの領域と見ている」と明言し、動画配信のサブスクリプション(継続課金型)サービスの一部として、ゲームを加えていく考えを示した。まずはスマートフォン向けのゲーム作りに注力するという。

書簡では「独自作品の配信を始めて約10年がたち、会員がゲームをどのように評価するかを学ぶ時期に来ている」と指摘した。具体的な投入計画は明らかにしていないが、ゲームを加えることで利用者のサービスの継続率を高めやすくなるとみている。同社は作品に関連するグッズのインターネット通販も始めるなど、IP(知的財産)の強化につながる周辺事業を強化している。

7~9月期の予想は売上高が前年同期比16%増の74億7700万ドルで、会員数は3カ月間で350万人の増加にとどまると見込んでいる。慎重な予想に対する警戒と新規事業への期待が入り交じり、20日の米市場の時間外取引でネットフリックスの株価は急落した後、軟調に推移している。

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