苦境のFRB 緩和出口論、そろり地ならし
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【ワシントン=大越匡洋】米連邦準備理事会(FRB)が大規模な金融緩和の出口論に向けた地ならしへそろり踏み出した。19日公表の4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、米国債など資産購入の縮小(テーパリング)の議論を始める時期に参加者が言及したことを明らかにした。もっとも「今後のどこかの時点」という当たり前の条件が付く。市場との対話に悩むFRBの苦境がにじむ。
「まだそのときではない」。...
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