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米就任式前夜、厳戒さらに 首都ワシントンでは橋封鎖

(更新)
ワシントン中心部では、多くの州兵が警備にあたっている

【ワシントン=野村優子】バイデン次期大統領の就任式を20日に控え、全米が厳戒態勢に入っている。首都ワシントンでは2万5000人の州兵を動員して警備を強化しており、周辺の道路や駅、橋などが相次ぎ封鎖された。トランプ大統領の支持者や武装集団が暴徒化することに対する警戒が広がっており、緊張感が高まっている。

首都ワシントンでは2017年の就任式の3倍となる州兵を全米から集め、就任式の会場となる連邦議会議事堂やホワイトハウス周辺の警備を固めた。6日に起きたトランプ氏支持者による議事堂への乱入事件を受け、米連邦捜査局(FBI)などが武装集団による抗議デモの可能性を警告しており、異例の厳戒態勢となっている。

ホワイトハウスや議事堂、リンカーン記念堂などの主要エリアには高さ2メートルの大型フェンスが設置され、首都ワシントンの「要塞化」が進んだ。議事堂につながる道路の多くは封鎖され、銃を携えた州兵が通行する車に検問を実施。周辺の駅も封鎖されたほか、19日からは新たにワシントン中心部につながるアーリントン記念橋など、6つの橋が封鎖された。

ワシントン中心部につながるアーリントン記念橋は封鎖された

アムトラック(全米鉄道旅客公社)は、ワシントン南部や隣接するバージニア州など一部エリアで運行規制が19日から始まった。バイデン氏は上院議員時代、アムトラックを頻繁に利用して首都ワシントンまで通勤していたことから「アムトラック・ジョー」のあだ名を持つ。就任式も地元デラウェア州からアムトラックでワシントン入りを希望していたが、警備上の理由でかなわなかった。

FBIは就任式の警備にあたる州兵の身辺を調査した。米国防総省は19日、12人の州兵を就任式に関わる任務から外したと発表。米メディアによると、2人の州兵に不適切なコメントやテキストメッセージが見つかり、10人については調査の中で疑わしい行動がみられたという。

ほかの州でも、就任式に向けて緊張感が高まっている。FBIは就任式の前後に全米50州の議事堂をめがけてデモが起きる可能性について警告しており、多くの州が議事堂を封鎖している。こうした動きは加速しており、中西部カンザス州や南部ルイジアナ州も議事堂などの閉鎖を決定。ニューヨーク州やカリフォルニア州でも、議事堂など主要エリアの警備を重点的に強化している。

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