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米が衛星破壊実験を禁止 残骸、宇宙飛行士に危険

【ワシントン=共同】ハリス米副大統領は18日、米国は衛星攻撃兵器(ASAT)の発射実験を今後は実施しないことを確約すると発表した。中国やロシアのASAT実験により衛星の残骸(宇宙ごみ)が発生し宇宙飛行士や宇宙開発への危険性が増大したと批判、実験禁止を宇宙利用の新規範として確立する方針を強調した。西部カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地で演説した。

ハリス氏は米国がASAT実験を実施しないと宣言した初めての国になったと強調。他国にも取り組みに同調するよう呼びかけた。

ロシアは昨年11月にASAT実験を実施し、中国も2007年に実験した。ハリス氏は中ロの「向こう見ずで無責任な実験」が多くの残骸を生みだしたと訴えた。

一方、AP通信によると、米国も08年に軍艦からミサイルを発射し機能不全となった衛星を破壊。インドも19年に実施した。

ハリス氏は宇宙ごみによって天気予報や衛星利用測位システム(GPS)、テレビ放送、重要インフラに関係する人工衛星にも影響が出る恐れがあると懸念を表明。「バスケットボールほどの大きさの宇宙ごみは高速で移動し、人工衛星を破壊する。砂粒のような小さな破片でも深刻な被害をもたらす可能性がある」と説明した。

APによると、米中ロ印は1960年代から計十数回、衛星を破壊。6300個以上の宇宙ごみを生みだし、うち少なくとも4300個以上が軌道上に残り、有人宇宙飛行、科学、安全保障関連の任務、宇宙開発にとって長期的な脅威になっているという。

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