/

ファーウェイ幹部、引き渡し審理延期を要求 カナダ裁判

華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長の弁護団は引き渡しの根拠を覆す新たな証拠があるとして審理延期を要求した=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】カナダで勾留され、米国が身柄引き渡しを求めている中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)の弁護団は19日、身柄引き渡しに関する審理を8月まで延期するよう求めた。判決を覆す可能性のある文書の確認に時間が必要だとした。カナダ政府の弁護士は要求の却下を求めている。

孟氏は2018年12月、バンクーバーの空港で米国の要請を受けたカナダ当局に拘束された。米国は19年にイランとの違法な金融取引について英金融大手HSBCなどに虚偽の説明をしたとして、詐欺などの罪で孟氏を起訴した。米国は米加間の「犯罪人引き渡し協定」に基づき、カナダに孟氏の身柄引き渡しを要請している。

孟氏の弁護人を務めるリチャード・ペック氏はブリティッシュコロンビア州上級裁判所の審理で「基本的な公平性を確保するために延期が必要だ」と述べ、26日に予定されていた最終審理の開始を8月3日まで延期するよう求めた。HSBCが香港高等裁判所が12日に下した命令に基づき、事件に関わる新たな証拠文書の提供に同意したためだ。

ペック氏は新たな文書が米国当局が孟氏の不正疑惑についてカナダの裁判所に誤解を与えたことを証明できると指摘し「身柄引き渡し手続きの核心となる主張を覆すことになる」とした。カナダでの変異型の新型コロナウイルスの感染拡大への懸念も表明し、延期するには「好都合な時期」であるとも主張した。

一方、法廷で米国の利益を代表するカナダ政府のロバート・フレイター弁護士は「訴訟開始から2年半が経過し、数え切れない時間を費やしたにもかかわらず、最終審理まであと数日のところで数カ月の休止を求めてきた」と反発。延期の要求は「何の根拠もなく、文書がいつ手に入るのかもわからない」とし、却下されるべきだとした。

同裁判所のホルムズ判事は審理を休会し、21日に再開して申請に関する決定を下す予定だ。最終審理は4月26日から5月14日まで予定されている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン