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ゲームストップ騒動の米メルビン、テック株安打撃で閉鎖

【ニューヨーク=宮本岳則】米有力ヘッジファンドのメルビン・キャピタル・マネジメントが顧客資金の返還を決めたことが18日、明らかになった。欧米メディアが報じた。2021年1月の「ゲームストップ株騒動」で個人投資家の標的になり、多額の損失を計上したが、その後の株高で復活を果たしていた。22年に入ってからのハイテク株安で再び痛手を被り、ファンド閉鎖に追い込まれた。

メルビンはゲイブ・プロトキン氏率いる有力ヘッジファンドで、株式の買い持ちと売り持ちを組み合わせる「ロング・ショート戦略」を得意としてきた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、顧客への手紙の中で「過去17カ月は当社と投資家の皆さんにとって信じられないほど試練の時だった」と振り返った。4月時点の運用総額は78億ドル(約1兆円)で、年初から23%減少した。

メルビンは21年1月、ゲームストップ株への空売りでその名が広く知られるようになった。SNS(交流サイト)上で連帯した個人投資家が同社株に一斉に買いを入れ、株価が急上昇する事態に発展した。株安を見込んでいたメルビンの「賭け」は失敗に終わり、買い戻しの過程で多額の損失を被った。一連の騒動は米国の社会問題となり、プロトキン氏は米議会の公聴会に呼ばれた。

有力ヘッジファンドがハイテク株安で相次ぎ苦境に陥っている。上場・未上場のハイテク株に集中投資するタイガー・グローバル・マネジメントは3月末時点の上場株保有額は266億ドルとなり、前四半期末から4割減った。同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書で明らかになった。株安による評価額の減少に加え、持ち分の売却を迫られた。

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