NASAとボーイング、次世代小型機を開発へ 燃費3割減

【ヒューストン=花房良祐】米航空宇宙局(NASA)と米航空機大手ボーイングは温暖化ガス排出と燃費が従来機種より3割少ない次世代の小型機を開発する。NASAが18日、試験機の製造でボーイングを支援すると発表した。
開発するのは機内の通路が1つの小型機で、現在の世界の航空機市場で最も人気が高い。主翼を長くすることで燃費を改善。胴体から伸びる支柱で主翼を支える設計とする。
ボーイングとパートナー企業が計7億2500万ドル(約900億円)を開発に投じる。このほかNASAは4億2500万ドルを支援する。最初の試験飛行は2028年、商用飛行は30年代を目指す。