/

北米サミット、一部の政策巡り対立 コロナ対策では連携

【ワシントン=清水孝輔】北米3カ国首脳会談(北米サミット)が18日、米首都ワシントンで開かれた。バイデン米大統領とカナダのトルドー首相、メキシコのロペスオブラドール大統領が会談した。新型コロナウイルス対策などで連携を強化することで合意した一方、メキシコが進める電力市場の改革や米国の電気自動車(EV)の優遇策など対立する政策も浮き彫りとなった。

会談では新型コロナやサプライチェーン、移民問題などが議題に挙がった。新型コロナのワクチン普及や気候変動への対策では連携を深める。米ホワイトハウスは18日、3カ国が連携して中南米・カリブ海諸国にワクチンを提供するほか、メタンガスや二酸化炭素(CO2)の排出量を削減する方針で一致したという声明を発表した。

一方で米国とカナダ・メキシコが対立する点も多い。米国はメキシコ政府による電力業界への管理を強める憲法改正案に反発している。メキシコのエブラルド外相は会談後の記者会見で「ロペスオブラドール大統領が言及したが、主要な議題ではなかった」と述べており、今回の会談では溝は埋まらなかったようだ。

米国による国産EVの優遇案に対してはメキシコ・カナダが反発している。バイデン政権と民主党はEV購入に補助金を出すほか、従業員が労組に加盟する工場で生産したEVの購入者の所得税を控除するEV普及案を掲げた。カナダは米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に違反すると主張しているが、サキ大統領報道官は18日に「そうは見ていない」と述べた。

北米サミットの開催は5年ぶり。前回は2016年にカナダの首都オタワで開かれた。バイデン氏とロペスオブラドール氏にとっては今回が初めての北米サミットだった。北米3カ国の首脳会談に合わせてそれぞれ2カ国同士の首脳会談も実施した。次回の北米サミットは22年にメキシコで開かれる見通しだ。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン