/

JPモルガン、消費者部門トップに女性幹部 次期CEO候補

ダイモンCEOの後継者候補に注目が集まっている=ロイター

【ニューヨーク=宮本岳則】米金融大手JPモルガン・チェースは18日、経営陣の人事を公表した。消費者金融事業トップのマリアン・レーク氏と、最高財務責任者(CFO)のジェニファー・ピプスザック氏が消費者・地域向け銀行部門の共同責任者に就く。両女性幹部はジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)の有力後継者候補として注目を集めている。

現在、消費者・地域向け銀行部門を統括するゴードン・スミス共同社長兼共同最高執行責任者(COO)は2021年12月に引退する。同部門は「チェース」ブランドで展開するリテール銀行事業やクレジットカード事業、中規模・零細企業向け融資などを手がけ、JPモルガンの収益を支えている。レーク氏とピプスザック氏は共同責任者として、スミス氏の役割を引き継ぐ。

ダイモンCEOは従業員向けメモのなかで、レーク氏とピプスザック氏について「すばらしい人格と能力は金融業界内でも広く知られている」と紹介した。

法人・投資銀行部門トップ、ダニエル・ピント氏は留任し、単独の社長兼COOとなる。ピント氏とスミス氏は18年、同じタイミングで共同社長兼共同COOに昇格していた。これまでピント氏とスミス氏、レーク氏、ピプスザック氏の4人が、ダイモンCEOの有力後継者候補として認識されていた。

業界内ではダイモンCEOの後継者レースに注目が集まっている。同氏は米金融界を代表する経営者で、政財界に影響力を持つ。05年12月、CEOに就任し、在職期間は15年を超えた。CEOとして08年のリーマン・ショックを経験した唯一の現役大手銀トップだ。18年に「5年間は現職にとどまる」と宣言。その後も同様の発言を繰り返し、職務継続に意欲を示す。

ダイモン氏は20年3月、急性大動脈解離の緊急手術を受け、入院期間中は共同社長のピント氏とスミス氏が職務を代行した。14年7月には咽頭がんを患っていることを公表し、同年末に治癒したことを明らかにしている。

ウォール街では女性登用が進んでいる。シティグループでは2月、ジェーン・フレーザー氏がCEOに就任し、米大手銀初の女性トップが誕生した。米バンク・オブ・アメリカではアン・フィヌケーン副会長がESG(環境・社会・企業統治)分野を担当している。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン