/

マスク氏、Twitter取締役会の給与ゼロに 買収成立なら

【シリコンバレー=白石武志】米ツイッターの買収を目指す米起業家イーロン・マスク氏は18日、買収が成立した場合には同社取締役会の給与をゼロにする考えを表明した。最大で年間約300万ドル(約3億8000万円)の節約につながるとしている。

QUICK・ファクトセットによると、ツイッターの取締役会メンバー11人の出資比率は合計3%未満にとどまる。一方で2021年には現金と株式をあわせて総額約290万ドルの報酬を受け取った。株価が伸び悩んでいるだけに、報酬面に限ると取締役会と株主の利益は必ずしも一致していない。マスク氏の提案を拒み買収防衛策を導入した取締役会に対し、投資家の間では批判もある。

マスク氏は18日、こうした不満を抱え、ツイッター取締役会を「割のいいアルバイトだ」と批判する米投資ファンド経営者のツイートに返信する形で「入札が成功した場合、取締役会の給与は0ドルになる」と書き込んだ。敵対するパラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)ら経営陣への圧力を強めている。

5月の株主総会でツイッターの取締役を退任する予定の共同創業者ジャック・ドーシー氏も反応した。「良い取締役会は(必ずしも)良い会社をつくらないが、悪い取締役会は常に会社を殺す」というシリコンバレーの格言を引用したツイートに「全くの事実だ」と返信し、ツイッターの経営改革の必要性に同意する姿勢を示した。

マスク氏は自ら経営する企業から現金による給与やボーナスをほとんど受け取っていない。米テスラの開示資料によるとCEOである同氏に対する20年の報酬はゼロだった。19年には米カリフォルニア州の法定最低賃金に基づき約2万3000ドルの給与が発生したが、同氏はそれすら受け取りを拒んだ。

マスク氏は現金を受け取らない代わりに、テスラでは時価総額に連動する成果型の報酬体系を導入している。近年の株価上昇に伴って同氏への報酬額は膨らんでおり、21年には過去のストックオプション(株式購入権)を行使したことで自らの納税額が110億ドル超にのぼる見通しだと明らかにしている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン