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米国、北朝鮮のミサイル発射非難 日韓豪などと緊急会合

(更新)

【ワシントン=中村亮、ソウル=恩地洋介】米国家安全保障会議(NSC)は米東部時間17日の声明で、北朝鮮が長射程の弾道ミサイルを発射したとして「強く非難する」と強調した。「米国の本土や韓国、日本の安全を確実にするために全ての必要な措置を講じる」と言及し、北朝鮮に対話への復帰を求めた。

タイ訪問中のハリス米副大統領は18日、日本や韓国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの首脳らと北朝鮮の弾道ミサイル発射について協議するための緊急会合を開いた。ハリス氏は「インド太平洋の同盟国(の防衛)について我々の鉄壁の関与を再確認する」と言明した。

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は18日に開いた国家安全保障会議(NSC)の常任委員会で、米国や国際社会と足並みを合わせて強力な対北朝鮮制裁を検討し、日米韓の安全保障協力を強めるよう指示した。

韓国政府は「北朝鮮が持続的な挑発で得られるものはなく、国際的な孤立を深めるだろう。誤った選択により、経済や人々の生活はさらに悪化することになる」と警告する声明を発表した。

米NSCのワトソン報道官は声明で、バイデン大統領が北朝鮮のミサイル発射について説明を受けていると言及した。ミサイル発射について「地域の緊張を不必要に高めて安全保障の状況を不安定にする恐れがある」と批判した。「北朝鮮の人々の幸福より違法な大量破壊兵器や弾道ミサイルの計画を優先している」とも断じた。

「北朝鮮は(地域を)不安定にする行動をただちに停止し、外交的対話を選ぶべきだ」と訴えた。バイデン政権は前提条件をつけずに北朝鮮と対話すると説明するが、北朝鮮は応じていない。

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