/

メキシコ、最低賃金15%引き上げ 21年

メキシコシティのスーパー

【メキシコシティ=宮本英威】メキシコ政府は、2021年の最低賃金を15%引き上げることを決めた。日給を20年の123.22ペソ(約640円)から141.70ペソに引き上げる。経済団体は反発するが、左派で低所得者層が支持基盤のロペスオブラドール大統領は、物価上昇率を大幅に上回る水準の引き上げを続けている。

政府と経済団体、組合の代表でつくる国家最低賃金委員会(CONASAMI)が16日に多数決で決めた。経済団体は10%の引き上げを提案していた。11月の消費者物価上昇率は3.33%と、今回の引き上げ幅はインフレ率を大幅に上回っている。

メキシコ政府は最低賃金について、19年に16%、20年に20%引き上げている。ロペスオブラドール大統領は17日、「世界水準では依然として恥ずかしい水準だ」と指摘した。

メキシコ政府の調査によると、20年の同国の最低賃金は世界135カ国のうち、82位に位置しているという。政府は将来的に60位以内に入ることを目標にしている。

新型コロナウイルスの感染拡大でただでさえ厳しい経済状況の中で、最低賃金の大幅な引き上げはコスト増になる民間企業にとっては厳しい。

有力経済団体のメキシコ経営者連合会(COPARMEX)は16日付けの声明で「段階的ではなく、論理的でもない最低賃金の引き上げにより、今後3カ月で70万社が倒産する可能性がある」と指摘した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン