米国で先鋭化する過激派勢力 陰謀論が助長
ワシントン支局 芦塚智子
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1月6日の米連邦議会議事堂への乱入事件をきっかけに、米国で国内過激派の台頭への懸念が高まっている。事件で知名度を上げた「プラウドボーイズ」などの極右グループが勢力を拡大する恐れに加え、対抗する左派「アンティファ」との衝突が増える可能性も指摘される。米社会の分断やソーシャルメディアを通した陰謀論の拡散が、多様な層への過激思想の浸透を助長している。
「西欧優越主義」の暴力集団
昨年11月、首都ワシント...
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