米銀時価総額60兆円消失 SVB破綻1週間、収まらぬ混乱
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【ニューヨーク=竹内弘文】米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻から1週間が経過した17日も米国の金融市場で混乱が続いている。上場米銀全体の時価総額は2月末以降、約4588億ドル(約60兆5000億円)消失した。亀裂が生じた金融システムの先行き不安は、監督当局の迅速な対応や大手行の支援策でも抑えられていない。マネーは安全資産に逃避する。
米銀の時価総額の目減り幅は、JPモルガン・チェースな...
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米テクノロジー企業への融資で知られ、米西海岸シリコンバレーのエコシステムの中核を担ってきたシリコンバレーバンク(SVB)が2023年3月10日、経営破綻し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に入りました。米銀の破綻では2008年のリーマン危機で破綻したワシントン・ミューチュアルに次ぐ資産規模。関連する記事をお読みいただけます。