米ファイザー、日本でコロナワクチン承認申請へ 18日にも

米製薬大手ファイザーは18日、開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンを厚生労働省に承認申請する。世界では200を超えるワクチンの開発計画があるが、国内での実用化に向けた承認申請は初。
厚労省は有効性と安全性を見極める審査を行う方針。承認されれば、来年3月にも接種が始まる可能性がある。
審査には、有効性を調べるために行われた4万人以上を対象とした臨床試験や、主に安全性を見るために実施した小規模な国内試験結果が使われる見通し。
海外の臨床試験では、接種した人の発症リスクが95%減ったとの結果が出ている。注射を打った部位の痛みや疲労、頭痛が見られたが、安全性に問題はないとしている。
既に使用が認められ、接種が始まった米国や英国では激しいアレルギー反応が出たとの報告もあり、厚労省は慎重に評価していく方針。〔共同〕
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