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ゴールドマン、ROE目標16%に 資産運用やリテール強化

【ニューヨーク=宮本岳則】米投資銀行ゴールドマン・サックスは17日、中長期の自己資本利益率(ROE)目標を14~16%に引き上げた。従来は13%以上としていた。プライベートエクイティ(PE=未公開株)投資など資産運用事業を拡大するほか、個人(リテール)向けデジタル金融サービスを強化する。

ゴールドマンのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)が同日、クレディ・スイス主催の投資家向けカンファレンスに登壇し、中長期の経営戦略について説明した。ゴールドマンは2020年1月、同社として初めて、投資家向けの経営戦略説明会を開き、中長期目標を公表した。今回、目標数値を上方修正したうえで、達成に向けた具体的なプランに言及した。

2021年12月期の純利益は過去最高を更新した。実績ROEは23%で中期目標を大きく超過している。ただし株式・債券のトレーディングやM&A(合併・買収)、新規株式公開(IPO)の歴史的な活況という追い風があってこその好業績で、市場参加者は持続的に達成可能な数字と見なしていない。

ゴールドマンは資産運用事業を強化する。預かり資産の大きさに応じて顧客から手数料を得られるため、継続的に安定した収益が見込める。手数料収入の24年目標を100億ドル(約1兆1500億円)以上と設定した。うち20億ドルはPEや不動産といった代替資産投資で稼ぐ計画だ。

リテール金融分野への投資も加速する。預金額の目標を24年に1500億ドル以上と設定し、従来目標(1250億ドル)から引き上げた。ローン残高は同年までに21年実績の2.5倍にあたる300億ドル以上に増やす。「マーカス」ブランドで展開するデジタル銀行は米国に続いて英国に進出した。クレジットカード事業ではアップルに加え、ゼネラル・モーターズ(GM)とも提携し、顧客層を拡大している。

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